unicorn dream

映画とかをみた感想

永遠の0

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ニート三浦春馬が亡き祖父を知るために同僚に聞いて回る

ジーンズメイトのチェックのシャツと中に白のTシャツ、色あせたジーンズというダメ理系ファッションで全身を包んでも、いつもと変わらずさわやかイケメンな三浦春馬恐ろしい子

チェックのシャツって、ブサイクが着ると、悲しいけどひたすらにマイナスな要素にしかならないんだけど、美男美女が着ると途端におしゃれになるのが悲しいですよね。

山崎貴が監督してるだけあってVFXのレベルは高い。だからもっとドッグファイト見せて欲しかった。

でも、後半の寝取られみたいな展開は正直気持ち悪いし、
祖父のかつての同僚が今は大企業の社長や暴力団の組長というのはあまりに嘘くさいし、
合コンで主人公が大学の同級生に特攻隊をテロリストと同一視されたからってマジギレする場面は、何もそこまでも、って覚めてしまいます。

ラストの零戦が飛んでくるいかにも御涙頂戴なところは映画オリジナルだそうで、残念な限りです。

日本の戦争映画の主人公ってだいたい、戦争は良くない、日本は負ける、とか言って上官とか警官にボコボコにされるイメージ、あるんだけど、当時って、本当にそんな現代的価値観を持った人って、いたの?不自然すぎない?

祖父と一緒に観に行ったのですが、「あと数年戦争が続いていたら、自分もああなるかもしれなかった。だから、ずっと怖くて目を開けていられなかった」と言われ、正月早々祖父のトラウマを呼び覚ましてしまったわたしは何なんだろうと、深く後悔しました。
「お前にはファンタジーみたいな感覚なんだろう?」そうですね。わたしにとったら第二次大戦は歴史上の出来事なんだけど、祖父にとってみたら現実そのものなんですよね…

 

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)